東京都八王子市鹿島945-89

内科・呼吸器内科・循環器内科・消化器内科・小児科

斎藤医院

  • 受付時間

    午前9:00~12:00 午後14:00~18:00

    休診日

    水曜日・土曜日午後・日曜日・祝日

  • 042-676-1963

内科・呼吸器内科・循環器内科・消化器内科・小児科

INFORMATION

気管支喘息

慢性のアレルギー性気道炎症がおきている状態です。症状としては「ゼイゼイ」、「ヒューヒュー」と感じる喘鳴という症状や発作性の呼吸困難が特徴的な症状です。長引く咳嗽の患者さんのなかにも気管支喘息の患者さんがいらっしゃいます。

小児気管支喘息患者さんの6割から8割は1回治癒するといわれていますが(治癒しても成人期以降に再度喘息を発症してしまう患者さんはいます)、成人期以降発症の気管支喘息は現代医療において、いまだ治癒はせず、コントロールする疾患と考えられています。吸入ステロイド薬という副作用が少ないステロイド薬が治療の中心となります。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

日本人において、90%以上の患者さんは喫煙が原因と考えられています。継続的な喫煙刺激により、慢性的な気道炎症がおき、不可逆的な気道狭窄がおきている状態です。 労作時の呼吸困難、慢性的な咳嗽、喀痰等の症状を伴うことが多いです。 呼吸機能検査で診断はおこないます。

喫煙感受性という概念があり、同じ本数を同じ期間喫煙しても、早い時期にCOPDになってしまう方がいます。そういう方は喫煙感受性が高いということになります。女性の方が男性より、喫煙感受性は高いと考えられていますが、喫煙感受性を個々の方で完全に予測することはできません。喫煙は百害あって一利なしと考えていただき、喫煙者の方は早期に禁煙を御検討ください。

COPDの治療は、喫煙者の方は先ず禁煙です。薬剤としては気管支拡張薬が治療の主体となります。併存症といって、うつ病、骨粗鬆症等、COPDに合併しやすい疾患があります。

(COPD患者さんの胸部CT画像)

気腫性変化した肺(肺が黒くなっている部分)の機能が低下しています。