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内科・呼吸器内科・循環器内科・消化器内科・小児科

斎藤医院

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INFORMATION

睡眠時無呼吸症候群

画像引用元(日本呼吸器学会ホームページ)

睡眠中に1時間あたり平均5回以上の無呼吸ないし低呼吸をおこす方が該当します。 症状としては日中の眠気や集中力の低下等があり、同居の方が睡眠中のいびきに気がついて受診するケースもあります。無症状の方もいます。

症状がなければいいというわけではなく、睡眠時無呼吸症候群は動脈硬化性疾患(心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、大動脈瘤等)の危険因子であり、命にかかわる不整脈を発症してしまうケースもあります。診断はポリソムノグラフィー(PSG)という検査でおこない、基本的には1泊2日の入院です。

日本人の睡眠時無呼吸症候群患者さんの多くは閉塞性の睡眠時無呼吸症候群です。閉塞性の睡眠時無呼吸症候群は扁桃肥大や首まわりの脂肪沈着等による上気道の狭窄がある方で、睡眠中に筋肉が弛緩すること等により空気の通り道が閉塞し、無呼吸、低呼吸がおこると考えられています。

閉塞性の睡眠時無呼吸症候群の治療は持続陽圧呼吸療法(CPAP)ないし、マウスピース療法が主要な治療法です。いずれも睡眠中の上気道狭窄を物理的に改善する方法です。当院では睡眠時無呼吸症候群の患者さんをPSG検査ができる入院医療機関に紹介し、CPAP療法が必要な場合、当院での治療継続が可能です。

高血圧

診察室での収縮期血圧(高い方の血圧)が140以上、または拡張期血圧(低い方の血圧)が90以上の方を高血圧症といいます。

2019年4月に日本高血圧学会から高血圧ガイドラインの改訂が発表されました。今回のガイドライン改訂で高値血圧というものが定義されました。診察室での収縮期血圧が130以上140未満ないし拡張期血圧80以上90未満のことをいいます。75歳未満の方は収縮期血圧130以上ないし拡張期血圧80以上で食事運動療法を含めた治療介入が必要ということになりました。

75歳以上の方については引き続き医療機関の収縮期血圧140以上が治療介入の基準です。75歳未満の方でも脳血管疾患ないし、心血管疾患既往のある方や、非弁膜症性心房細動、糖尿病、蛋白尿のある慢性腎臓病(CKD)のある方等は高値血圧でも早期から薬物療法を含めた降圧療法が必要です。

高血圧を放置すると、脳出血、脳梗塞、大動脈瘤、狭心症、心筋梗塞、眼底出血等の原因となります。血圧が高い方は是非御相談ください。